こんにちは。zunoです。
私が投資に関わってから約10年経ちますが、これまで多くの方と投資の「リスク」について話す機会がありました。
ただ同じ「リスク」という言葉を使っているにも関わらず、発言者や場面によって意味が違うのでは?と感じることが多くありました。今回は投資の「リスク」について考えてみたいと思います。
この記事のポイント
- 危険、危ない
- 変動(ボラティリティ)
2.投資におけるリスクとの付き合い方
- 自分のリスク許容度を知る
- リスクの対処法として基本は長期分散
投資をしたことがない方、あるいは投資経験はあるが投資にネガティブはイメージを持っている方は「投資はリスクがある=投資は危険、損をする」という意味で使っていることがほとんどです。
確かに一般的にリスクという言葉を使う場面といえば、病気のリスクに備えましょう、災害のリスクが高い地域は~、など「危険性がある」という意味が多いと思います。私も普段の会話で友人や家族と会話をする時はこういった意味で使います。
しかし投資の世界で使うリスクはまったく意味が違います。
投資の世界でリスクが高いとは変動が大きい、リスクが小さいとは変動が小さいという意味で使われます。ボラティリティという言葉で言い換えることも可能でしょう。
そのため投資話をする際によく「ハイリスク・ハイリターン」というフレーズが使われます。これを具体的に言い換えるなら「100万円投資したら1年後に150万円になっているかもしれないし、50万円になっているかもしれない」といえるでしょう。つまり±50万円がリスクです。投資が危ないという認識の方は「+50万円」の部分に注目するのではなく、「-50万円」の部分を強く意識しています。損をすることに大きな抵抗があるわけですね。
投資の世界では「リスク=危険」ではなく「リスク=変動」ということが理解できたら、次のステップは自分のリスク許容度を知ることが大事です。投資したものがどれくらい上がったり下がったりしても自分は平常心でいられるか、相場が暴落した時にどういった行動を取れるか?という点が重要になります。こればかりはいくら事前にシミュレーションをしたり、人から話を聞いていたとしても自分が経験してみないと分かりません。ピンチにならないと本当の自分は出てこないわけですね。
ではこのリスク(変動)とうまく付き合うにはどうすればいいのでしょうか?答えの一つとしては長期分散です。長期とはその名の通り、長い間投資を続けるという意味です。分散とは値動きの違う商品をいくつか持つことでお互いをカバーしあい資産全体をプラスにする、あるいはマイナスを小さくするといった方法です。この部分については別の記事として紹介したいと思います。
記事のまとめ
- 投資の世界でリスク=危険ではなく変動という意味。
- リスクとうまく付き合うには自分のリスク許容度を知ることが大事。
- リスクを抑える方法は長期分散が基本
これからもよろしくお願いします。
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